Webサイト制作にかかるお金の話

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Webサイト制作にかかるお金の話

Webサイト制作にかかる費用について、具体的な例をあげながら、ご説明いたします。

Webサイト制作の費用の考え方

Webサイト制作の費用の考え方は住宅を作ることに似ているかもしません。

住宅づくりの場合

注文住宅であれば…

注文住宅であれば、住宅メーカーが要望を聞き、提案をしながらオーダーメイドで設計、建築していきます。どんなブランドのキッチンを採用するのか、どんな材質を用いるのか、といった細かいところまで指定をしたり、高級なものを選択するほど、価格が重なっていきます。

建売住宅であれば…

建売住宅であれば、オーダーメイドのように細部まで拘りを反映させることはできませんが、条件に合った住宅があれば、細かな希望を打ち合わせる手間が省け、すぐに住み始めることができます。また、コストも抑えることができます。

全てDIYなら…?

材料費だけで済みますが、自分で作るのはとてもではないけど知識や時間が足り無いと思いますし、知識や経験がないゆえに、住む上で重要なポイントを見落としがあるかもしれません。

サイト制作の場合

サイト制作も似たような部分があります。

注文住宅のように、Web制作会社に依頼し、求めるもの、サイトの目標ともいえますが、それをプロと相談しながら、提案を受けながら決定し、求める目標が大きいほど、細部にまで拘って練って機能を追加したり、また、作る量が多くなるほど時間も料金も重なっていきます。

DIYのように、安価なテンプレートやノーコードツール(プログラミングやコードが分からなくても視覚的にサイトを作れるツール)も出てきていますが、専門知識なく作ることは、Webサイト制作で抑えておくべきポイントやSEOの視点が抜けていたり結局最初からプロに頼んだほうが早く効果的なサイトができたというような可能性もあります。

どこまでオーダーメイドで細部まで求めるか

このようにどこまで、オーダーメイドで相談して設計を決めるか、どのくらいのページや機能のボリュームのサイトにするかという点で費用が決まっていくことになります。

なお、設計して建築が始まると、もしやっぱりここを変えたいとなったとき、土台から作り直す必要が出てきて、作り直しには解体多大な費用が発生して現実的ではなかったり、部分的に変更できたとしてもちぐはぐになってしまうリスクがあります。

サイト制作も、設計をもとに構築をしていくため、後で設計から変えるにはその分の作り直しが発生するため、基本的には、費用が発生するという仕組みになります。
ただ、サイトは後からページを増やしたり、変えたりすることができますので、公開後にユーザの反応を見ながら、変えていくという柔軟性があるという特性もあります。

Webサイト制作にかかる主な費用

Webサイト制作を住宅づくりに例えてきましたが、実際Webサイト制作ではどのような部分に費用がかかっているのかをご説明させていただきます。

提案・プランニングの費用(考える費用)

御社の課題を深堀りし、リニューアルであれば現サイトの課題など、こちらからヒアリングし、分析し、どのようなWebサイトにするかの方針、設計を考え、ご提案する費用になります。

  • 提案
  • 進行管理

制作の費用(作る費用)

材料費、というものはありませんが、Webサイトの制作での作る費用とは、デザイナーやエンジニアの手を動かす費用になります。
ページ数や細かい指定やカスタマイズがあるほど、時間がかかったり、高度な技術やテスト検証が必要となることがあるため、料金に反映されていきます。

  • デザイン
  • ページの作成(コーディング)
  • アニメーション・動きの実装
  • システムの実装

Webサイト制作の費用を左右する具体的な事例

どのくらいご提案するか

例えば、「20ページで、既存サイトの内容のまま、デザインだけを変えたい」
このような明確なご要望があった場合、既に大枠や掲載する内容は決まっているため、こちらからご提案するのはデザイン案のみになりますので、提案部分の料金が抑えられトータルの料金を抑えられる可能性があります。

しかし、一見この考える料金は目に見えないため、ページを作る料金といった分かりやすい費用に比べると、見落とされがちですが、色々な企業のケースを見てきた知見や技術的な目線をもとにした制作会社の提案というものには価値がありますので、自社での目線だけで決めてしまうことは、独りよがりな制作となってしまいかねません。

その提案部分をなくして自社での方針のみをただ反映させるためのWeb制作は、Web制作会社に頼むメリットも半減してしまいますので、できればヒアリングをさせていただき、御社の感じる課題と、ヒアリングをもとにこちらで課題を深堀りさせていただいた内容をもとに、サイトの構成、ページ数、機能などの制作プランを決定することが、長期的な目線では効果的であるというのがバニラベアの考えです。

ページ数も要件も明確なご要望いただくケースもあり、その場合はお見積りはすぐに出しやすいですが、「少しだけ高くなってはしまうけど、このようにしたら今後の運用上楽なのにな、サイトの効果が期待できるのにな」、という部分が少なからずあります。
お問い合わせいただき、ご相談の際にそういった部分を含めてご提案させていただきますので、柔軟に制作プランをご検討してみてください。

もちろん、創業したてで、大きな金額は出せない、綿密なヒアリングや打ち合わせをしている期間がとれない、というようなケースもあると思います。

その場合は、「建売住宅」のようなパッケージング制作をご用意しておりますので、まずは「サイトを立ち上げる」という目的をもとに、パッケージを用いてサイトを公開し、その後の運用段階で改善していく方法がおすすめです。

バニラベアでは、月額更新サービスもご用意していますので、サイト公開後に様々な改修やSEO施策を反映していくといったプランも可能です。

どのくらいの機能をつけるか

同じ10ページのサイトの場合でも、検索機能やランキング表示などのシステムが必要になる場合は、費用が異なってきます。

あとは、ページ上の見た目は同じでも、ページの情報は、通常はプログラムファイルに記載するもので、更新には専門的な知識が必要となるところを、専門的な知識がなくても更新できるように管理画面を用意してカスタマイズするという機能をつけるという場合があります。

自社で全ての箇所をそのようにカスタマイズするとそれだけ費用がかかりますから、更新頻度の高い「お知らせ」といった一部分をそのようにカスタマイズするかたちにするケースが多くなります。

どのくらいのデバイスに対応するか

年々と新しいデバイスが発売され、年式や大きさ、画面比率も様々になり、どんどんデバイスで動くシステムはアップデートされ、古いもの新しいもの含めてどのデバイスでも、同じように表示することは不可能です。

例えば、タブレットの閲覧者というのはスマホ・PCに比べると圧倒的に少ないため、タブレット用の表示は省略し、タブレットではPC版と同じデザインを縮小させて表示することで費用を抑える、などの方法も考えられます。

さらに、今はスマホが主流と言われ、BtoC向けのキャンペーンサイトなどで、スマホに最適化したデザインで、PC表示はスマホに合わせた簡易的なデザインにするようなケースも多くなってきていますが、いくら主流だからと、ビジネス向けのサービスを展開している会社のサイトであれば、PC表示の工数を削減するわけにはいきません。

このように、自社のサービスの特性に合わせて、機能や仕様を選択していく必要があり、その内容によってお見積りが変わってくることになります。
バニラベアではヒアリングの中で御社のサービスへの理解を深め、最適な要件をご提案させていただきます。

Webサイト制作の料金が事前に決まっていない理由

ネットでサイト制作の料金相場を検索したり、色々な制作会社に見積もりをお願いしても、様々すぎて困ってしまうことがあるかもしれません。
制作側から見ても、この中から自社に合った適切な内容で適切な価格で発注先や発注内容を決めるのはとても難しいことだと思ってしまいます。

一律で料金を出せるならこちらとしても楽なのですが、そうはいきません。

Webサイト制作の見積もりは、一社一社のケースによって、制作内容が変わるため、ご相談をいただいてヒアリングさせていただかないと概算のお見積りも難しい場合があります。

何ページ作りたい、というご要望があったとしても、ヒアリングする中で御社の課題を解決するには違うページ構成がいいというような場合も出てきますし、そのページにどんな機能がいるのか、といったシステム部分などの詳細もお伺いしてはじめて分かる部分になります。
そのため、事前にこの場合はいくら、とご提示することが難しいという事情があります。

一社ずつサイト制作の目的が異なる以上、それをヒアリングして明確にし、初めて必要なサイトの要件や内容が分かりますので、その段階でお見積りを出すことができます。

まとめ

Webサイト制作は、安ければいい、または、高ければいい、というものではなく、価格とその内容のバランスが御社の状況や目的に合った制作プランとなっていることが重要です。
バニラベアでは、ヒアリングをもとに最適な制作プランをご提案させていただきます。
Webサイト制作をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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