Webサイトの管理を効率化したい

管理しやすいサイトとしづらいサイトがあります

Webサイトを制作するとき、一番に気にするのは、見た目であるデザインかと思います。
しかし、見た目を意識しすぎて、裏では管理の大変なシステムやコードになってしまっているケースもあります。

裏側の話なのだから、実際に作業する制作会社やエンジニアが大変なだけと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

サイトの効果や管理を効率的にするためには、使われている技術やサイトの構造も大きく関わってきます。

ここでは、他ではあまり語られていないちょっと技術的な面から見たサイトの良し悪しと、それがどうサイトの持ち主であるお客様に関わるかということについてお話したいと思います。

管理しづらいサイトとは？

例えば、PCとスマホどちらにも対応したレスポンシブデザインで作ることが主流ですが、PCとスマホで異なったデザインにする場合は、その分コードの記述量が倍になることがあります。

そうすると、その分制作段階でも、運用上変更を加える際にも、サイトの見た目上では同一箇所に見えるけれど、実は2箇所作業する必要があるということになっているケースが多々あります。

もちろん、管理の手間と比重にかけても、デザインの見せ方として、スマホとPCでそういう違う見せ方をしたほうがいい、という戦略的な意図があり、それを採用したのであれば問題はありませんが、意図せずそういうデザインで通ってサイトが作られてしまった場合や、管理の手間を全く考慮せずにデザインだけを重視した場合、本来必要のない作業が生まれてしまう構造となっている可能性があります。

管理しづらいサイトの具体的なデメリットとは？

費用や時間がかかる

まず第一は、費用や時間がかかるというデメリット。

複雑なサイトになっているほど、その仕様の把握や、変更を加えた際にどんな影響がサイトのどこまでの範囲に及ぶのかという把握が難しくなりますので、単純に作業に時間がかかります。

Web制作会社やエンジニアは、何かを原価としているのではなく、それこそ人そのものがサービスとなり、その作業に費やする時間を「工数」として、料金に反映することが一般的ですので、当然複雑だったり、コードが整っていないサイトはその分時間がかかりますので、整っているサイトよりも、お客様に負担がかかることとなります。

テキストの変更、といったことでもその難易度はサイトの構造によって様々です。通常のサイトであればすぐにできる作業でも、複雑なサイトでは時間がかかってしまう可能性があります。

サイトの評価が下がる

見た目上は特に問題がなく表示されていても、複雑で構造、作りがサイトのスピード低下につながり、検索エンジンからの評価を下げる可能性があります。

例えば、フォント。拘りのフォントを使ってデザインしたが、Web上ではそのフォントが表示できない場合があります。

その場合、テキストのデータとして掲載するのではなく、画像等を使って掲載することになります。
そうすると、データのサイズが大きくなり、サイトの表示スピードが遅くなりがちです。

また、文字の部分を画像で表示するということは、内容がデータとして検索エンジンに伝わらない可能性があり、SEO面でもマイナスです。

このように、効率的な運用や、サイトの効果を発揮するためには、管理と見た目のバランスを考えることも重要です。

しかし、お客様の目線では管理の手間という部分は制作会社側から説明するまで気づかなかったり、ご説明しても、ピンと来ずに重要と認識することが難しい部分でもあります。

このような話は、専門知識がないと分からない部分であり、だからこそ制作会社に依頼して作ってもらうわけですが、サイトの制作というものは、そのビジネスに熟知し、プロフェッショナルであるお客様とサイトのプロフェッショナルである制作会社が一緒になって進めていく部分があり（その程度は様々ですが）、その過程でお客様のご要望やご意見を伺いながら作り上げるわけですが、お客様はどうしても見た目について重視される傾向があります。

バニラベアではお客様のご要望も汲み取りながら、それを問答無用でただ反映するのではなく、Webサイトの制作から運用を見据えて、技術的な目線を踏まえたサイト管理やサイトの品質など、トータルを踏まえてご提案させていただいております。

そして、サイト構造が複雑になりすぎたり、崩れてしまっている場合は、リニューアルしたほうがいい場合が多いです。

構造面で問題を抱えているサイトを維持することは労力がかかり、デメリットが多いからです。

制作を主軸としている制作会社では、そのようなお客様の運用段階まであまり考慮しない仕様でサイトを制作していることもあります。

バニラベアでは、日々パフォーマンスの良い技術の選定やサイト構造を追求し、デザイン的な目線と運用管理上のメリット、デメリットといったお客様が把握していない気づかないような観点からもご説明をさせていただき、最適なWebサイト制作をさせていただいております。

CMS導入のメリット

お客様でサイトを更新しやすくなる

普通にサイトを作っただけでは管理画面はありませんが、CMSを導入することで、管理画面を使用して、お知らせや社内ブログなど比較的頻繁に更新する部分を、専門的な知識が無くても、お客様にて更新できるようにすることができます。

管理しやすい構造のサイトを作りやすい

こちらは、共通部分を一括で管理したり、プログラムで制御して自動で表示したりといった、サイトのシステムや作りの部分のメリットです。

たとえば、サイト全ページにあるようなナビゲーションメニュー。その項目を追加したい、となったとき、全ページ数分作業するのは時間がかかります。しかし、CMSを導入することで、一か所変更すると、全ページに適用されるという構造を作ることができます。

CMSを使わなくてもできますが、①のメリットがなくなってしまいますし、完全に独自のシステムとなると、綿密な仕様書が無い限り、逆に作った人しか構造が分からず、管理・運用上でスムーズにいかないことが多いため、おすすめすることはあまりありません。

様々なCMSから最適なものを選択しましょう

CMSといってもたくさんありますので、適切なCMSを使用して、最適なサイト構造を作る必要があります。

その中でも多くのサイトで使われているCMSがWordPress（ワードプレス）です。

ブログから、企業のコーポレートサイト、ホワイトハウスのサイトまで様々なサイトで使用できます。

しかし、汎用性があるからと、何でもWordPressを選択しておけばいいのではなく、ECサイトにはECサイトに適したCMSがあります。

また、見た目だけはWordPressで作り、EC機能だけ別のサービスを使用するという方法もあります。

サイトのベースとなるシステムや、CMSの種類、サイトの構成は様々で、お客様の用途や目的、サイトの活用スタイルをよくお伺いし、理解した上で、決定することが重要となってきます。

バニラベアでは、お客様のサイトの活用スタイルや重視されるポイントをヒアリングして、最適なシステムやサイトの構成をご提案させていただきます。

適切なCMSを導入した上で、そこから最適なサイト構造を作ることが大切です。

もちろん既にCMSが導入されていたとしても、最適なサイト構造になっているかどうかは、見直しが必要です。

お客様で更新する部分をある程度定義した上で、管理画面で知識がなくてもサイトの編集ができるようにカスタマイズをして初めて管理画面からの更新ができるサイトとなります。

そのため、頻繁に更新しない箇所まで管理画面へのカスタマイズを行うと無駄に費用がかかることにもなりますので、お客様の運用スタイルから、どの部分を管理画面で更新できるようにしたほうがいいのか、ということを事前に検討する必要があります。

サイト構造については、サイトというものは運用する段階で機能を追加したり変更を加えるという特性上、なるべく追加や変更をしやすい構造で、サイトのパフォーマンス(表示速度など)も考慮しながら組んでいくことが、管理しやすいサイトに繋がります。

簡単な更新なら自社で行えるようにCMSを入れたとして、決まりきった更新、記事の更新には向いているかもしれませんが、少しレイアウトを変えたい、希望どおりに変更するには、専門的な知識が必要になる場面は意外とあります。

そのような場合は、運用に関わる作業を外注するという選択肢も検討できます。

社内でWeb担当を雇うより、大幅にコストを抑えることができます。

また、一人採用できたとしても、その人がどのくらいのスキルでやってくれているのか、という評価は難しく、適切なコストかの判断が難しいという別の問題に悩まされることとなります。

しかし、外注するとなると、作業内容を見積りして、検討して、稟議を通して、という手間が煩雑に感じるかもしれません。

スピーディな反映が重視されるサイト運用では、毎度の見積をしていては、ちょっとした変更に一ヶ月かかったということはできるだけ避けたいものです。

バニラベアでは、月額定額サービスを行っており、定期的に更新や改善していくことが必要なサイト運用において、日常的に、作業を見積もり不要で依頼できるので、毎回の見積もりのやり取りや稟議書を通す手間や時間が省け、社内にいるような気軽な感覚で依頼いただけます。

バニラベアではお客様のご要望、サイトの活用スタイル、方向性をヒアリングし、最適なご提案をさせていただいております。

少しサイトの中を見させていただければ、管理が大変になっているのか、お客様の運用スタイルに最適になっているのかということを、チェックさせていただくことができます。
お気軽にご連絡ください。

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