最近、Webサイトギャラリーなどで参考サイトとして紹介されることの多い「すごいWebサイト」、ありますよね。
滑らかなアニメーションに、画面いっぱいに広がるビジュアル、可変するタイポグラフィ──
「技術がすごい」「デザインが美しい」と言われているあの世界観。
でも正直、私は時々こう思ってしまいます。
“これって、読みやすいの?”
よくある「見づらいのにすごい」サイトの例
本文が20px以上あって、しかも画面幅に合わせてどんどん大きくなっていく。
スクロールするたびに何かが動いて、ページのどこにいるのかもわからなくなる。
アワードを狙ったようなデザイン、確かに目を引きます。
でもそれが「読みやすい」「伝わる」とは限りません。
本当に大切なのは、“誰に何をどう伝えるか”
Webサイトは「誰かに何かを届ける」ための土台です。
ならば、その誰か(=見にきた人)にとって読みやすいこと、分かりやすいこと、心地よいことが最優先であるはずです。
どれだけ目新しくても、
「読めない」「理解できない」「目的にたどりつけない」──
そんなサイトは、自己満足の“作品”にはなれても、伝わる“道具”にはなれません。
技術やトレンドは「目的があれば価値がある」
私は最新の技術や表現を否定したいわけではありません。
アニメーションやclamp、可変レイアウト、フルワイド設計…
それらは「使いどころさえ間違えなければ」、すごく頼れる技術です。
ただ、それを「なんとなく今っぽいから」「すごそうに見えるから」という理由だけで入れるのは、
こだわりある事業者の想いを、伝えづらくしてしまうこともあると感じています。
だから私は、こう考えています
技術は目的に従うべきだと思います。
見た目を整えるのではなく、伝わるように整える。
Webは芸術作品ではなく、使ってもらうための土台です。
その土台が、伝えたいこと・届けたい想いをしっかり支えてくれる──
そんなサイトこそが「こだわりを持つ人の事業」にふさわしいと思うのです。
“こだわり”を持つあなたへ届けたいWebのあり方
見せるためじゃなく、伝えるために。
飾るためじゃなく、届くために。
私は、そんなWebサイトを丁寧に作っていきたいと思っています。
もし、あなたの事業にも「伝えたい想い」があるのなら、
それを“読みやすく、わかりやすく、信頼感をもって”届けるためのパートナーとして、
お力になれたら嬉しいです。