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WordPressのプラグイン、入れすぎてない?パフォーマンスとのバランスとは

WordPressを使えば、コーディングができなくても機能をどんどん追加できて、とても便利ですよね。
「お問い合わせフォームが欲しい」「SEO対策も入れたい」「スライダーをつけたい」……そんなときに、プラグインを入れるだけで実現できるのは本当に助かります。

ですが、その便利さの反面、知らず知らずのうちに「プラグインを入れすぎてしまっているサイト」も少なくありません。
そして、実はそれが原因で、「表示が遅い」「編集画面が重い」「突然エラーが出る」などの不具合につながってしまうこともあります。

実際によくあるご相談:「サイトが重くなったんですが…」

過去にあったご相談では、公開直後は快適だったのに、いつの間にかページの読み込みが極端に遅くなってしまったというケースがありました。
調べてみると、サイトには20個以上のプラグインが入っていて、そのうちいくつかは機能が重複していたり、更新が数年前で止まっていたり…。

ときには「とりあえず便利そうだから」と目的が不明確なままインストールされているものもあります。
プラグイン自体が悪いわけではないのですが、「何のために使うか」「本当に必要か」を整理せずに増やしてしまうと、パフォーマンスが落ちる大きな原因になります。

プラグインは「少なければいい」ではない、バランスが大切

ここで誤解してほしくないのは、「とにかくプラグインは減らすべき」という話ではないということ。
必要な機能を補うためにプラグインを活用するのは、WordPressの大きな魅力でもあります。

大切なのは、「目的に合ったものを、適切な数に絞って使うこと」
例えば、次のような視点で見直してみるとよいでしょう。

  • 同じような機能のプラグインを複数入れていないか?
  • そのプラグインは最近も更新されているか?
  • セキュリティ上、信頼できる開発元か?
  • テーマやWordPressのバージョンと相性が悪くないか?

意外と、「使っていないのに有効化されたまま」のプラグインが残っていたりします。
そのひとつひとつが、表示速度や管理画面の操作感にも影響を与えてしまうんです。

制作者として気をつけていること

私自身がWordPressでサイトを制作する際には、必要最低限のプラグイン構成で済むよう、テーマ設計や構造を工夫しています。
できるだけテーマやコード側で対応できる部分は、カスタマイズで実装し、プラグインに過度に依存しないようにしています。

また、プラグインの選定ひとつ取っても、以下のような観点で丁寧に検討しています:

  • 安定して使える実績があるか
  • 開発・アップデートが継続されているか
  • 現在のWordPressやPHPのバージョンに適合しているか
  • 同じような機能を持つ他のプラグインと重複していないか
  • 表示速度やパフォーマンスへの影響はどれくらいか
  • 万一不具合が起きた場合、サイト全体に影響を及ぼす可能性はないか

こうした判断は、見た目だけでは分からない部分も多いため、「とりあえず便利そうだから入れてみる」では済まされない領域です。
だからこそ、安心して長く使えるサイトを目指すうえで、設計や選定の段階からプロとしての工夫を重ねています。

必要なものだけ、スマートに。そんなサイトへ

WordPressの魅力は、誰でも自由にサイトを作れるところ。
だからこそ「とりあえずやってみよう」と挑戦された方も多いのではないでしょうか。

でも、使っていくうちに「重い」「使いづらい」「気づいたらゴチャゴチャしてきた」など、いろいろな不便が出てくることも。

そんなときは、思い切って一度プロと一緒に見直すのも、ひとつの手です。
構成やデザインを整理して、「必要なものを、ちょうどよく」整えるだけで、ぐんと使いやすくなります。

せっかく育ててきたサイトだからこそ、これからもっと長く、大切にしていけるように。
そんなリニューアルのお手伝いもしています。

リニューアルのご相談はこちら(必要な方向けに、そっとリンクを置いておきます)