最近ではInstagramやX(旧Twitter)、Threads、TikTokなど、SNSを中心に集客や情報発信をする個人事業主や企業が増えてきました。
無料で手軽に始められ、発信のハードルも低いため、SNSを「メインの発信拠点」と考えている方も多いのではないでしょうか。
ですが、もし本気でSNSに力を入れていくならこそ、「Webサイトをきちんと整えておくこと」がとても重要です。
今回は、その理由と背景を、Web制作の現場からお伝えしたいと思います。
SNSとWebサイト、それぞれの役割
SNSは「拡散力」「つながり」「ライブ感」が魅力のツールです。一方でWebサイトは、「信頼性」「情報の整理性」「資産性」が強みです。
- SNS:知ってもらう場所(認知)/日々の想いや空気感を届ける場
- Webサイト:知った人が訪れる場所(理解・信頼)/情報を落ち着いて受け取る場
このように、それぞれ得意分野が違います。SNSが「呼び込み口」だとすると、Webサイトは「お店の中」、あるいは「パンフレット」と言ってもよいでしょう。
特に最近では、SNSで興味を持った人が「プロフィールリンク」からWebサイトを訪れる流れが一般化しており、その先にある情報の整い具合で印象が大きく左右されるのです。
Webサイトが整っていないことで起きてしまう機会損失
せっかくSNSで興味を持ってくれた人も、Webサイトに訪れたときに
- デザインが古い/ごちゃごちゃしていて見づらい
- 必要な情報が探しにくい/まとまっていない
- 更新が止まっている/料金などが分かりづらい
といった状態だと、「なんだか不安だな」「ちゃんとしてなさそう」という印象を持たれ、そのまま離脱してしまうこともあります。
また、SNSには投稿の「寿命」がありますが、Webサイトは一度作れば基本的に長期間使える「資産」です。コンテンツや想いを整理して蓄積していける場所としても、大きな価値があります。
SNSで成果を出している人ほど、裏にはちゃんとしたWebサイトがある
実際、SNS経由で仕事が取れている方の多くは、しっかりとしたWebサイトを持っています。SNSでは「キャッチーな投稿」や「共感できる想い」を発信し、
それを見た人が「もっと知りたい」と思ったときに、Webサイトでしっかり情報を確認できる——この導線があるからこそ、信頼や購入・依頼につながるのです。
逆に、SNSでどれだけいい投稿をしていても、プロフィールリンクをクリックした先がInstagramのプロフィールや無料ブログ、制作途中の状態だった場合、「本業ではないのかな?」「ちゃんとやっている人にお願いしたいな」と不安に思われてしまうことも少なくありません。
SNSだけに頼る危うさも
また、SNSは外部のプラットフォームに依存している以上、「凍結」「表示アルゴリズムの変更」「突然の規約変更」など、自分ではコントロールできないリスクもあります。
フォロワーが多い人ほど、アカウントが使えなくなったときのダメージは大きく、「自分の場所(=Webサイト)を持っておく」ことが、ビジネスのリスク分散にもつながります。
こんな方こそ、Webサイトを整えておきたい
- Instagramでの集客を強化したい
- フォロワー以外にも信頼感を持ってもらいたい
- 価格やサービスを丁寧に説明できる場がほしい
- SNSからの問い合わせが増えてきた
- 名刺代わりにサイトを見せられるようにしたい
こういった方は、Webサイトをしっかり整えておくことで、せっかくのSNSの活動を「成果につなげる力」に変えることができます。
まとめ:SNSとWebサイトは二人三脚
SNSでの発信を頑張っている方ほど、実はWebサイトを整えるだけで大きな効果が出ることがあります。
お互いの強みを活かしながら、「知ってもらう→興味を持ってもらう→信頼してもらう→行動してもらう」までの導線をしっかりと作ることが、これからの時代の販促・集客の鍵になってきます。
SNSを頑張るあなたこそ、ぜひ一度ご自身のWebサイトを見直してみてはいかがでしょうか。
当方では、「今あるサイトをどう活かすか」「SNSとどう連携するか」といったご相談も承っています。
気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいね。