まだスマホ対応していないと、どうなる?
あなたのホームページ、スマートフォンできちんと見られていますか?
今やWebサイトの閲覧の多くはスマホ経由。業種によってはアクセスの7〜8割以上がスマホからということも珍しくありません。
そんな中、PCだけを前提に作られたサイトをスマホで見ると、文字が小さくて読みにくい、ボタンが押しにくい、左右にスクロールが必要…といった「見づらい・使いづらい」状態が起こります。
そうなると、せっかくサイトに訪れてくれた方も、ストレスを感じてすぐに離脱してしまうかもしれません。
また、検索順位にも影響があります。Googleはすでに「モバイルファーストインデックス」を導入しており、スマホ表示が最適化されていないサイトは評価が下がることもあります。
「昔に作ったまま」「PCでは問題ないから」といった理由で、スマホ対応を後回しにしていると、知らないうちに機会損失が広がっている可能性があります。
スマホ最適化と「レスポンシブ対応」は同じ?
最近では「スマホ対応済みです」と書かれたテンプレートやテーマも多く見かけますが、実際には「レスポンシブ対応=スマホ最適化が完了している」とは言い切れません。
レスポンシブデザインとは、ひとつのHTMLで画面サイズに応じてスタイルを調整する設計のこと。確かに、スマホでも崩れず表示される構造にはなります。
ですが、たとえば以下のような問題が残るケースもあります:
- 文字サイズが小さくて読みづらい
- ボタンやリンクが密集していて押しにくい
- メニューの導線が分かりにくい
- フォームが入力しづらくて途中でやめてしまう
こういった実際の使い心地=ユーザー体験(UX)まで意識して調整してこそ、「スマホ最適化」と言えます。
スマホ最適化で押さえたい5つのポイント
ここでは、最低限おさえておきたいスマホ最適化のポイントを5つにまとめました。
- フォントサイズの調整
スマホでは16px以上のフォントが推奨されています。小さすぎる文字は拡大しないと読めず、離脱の原因になります。 - ボタンやリンクのサイズ・配置
スマホではマウスではなく「指」で操作します。タップしやすいサイズ(40px以上推奨)と、誤タップを避ける適度な間隔が大切です。 - ナビゲーションメニューの整理
画面が狭いスマホでは、ハンバーガーメニュー(3本線アイコン)などを使ってメニューを折りたたむのが一般的。タップしやすく、項目を絞ってすっきり見せましょう。 - スマホならではの導線
「電話をかける」「LINEで問い合わせ」など、モバイルならではのアクションをスムーズに行える導線も重要です。 - フォームの入力しやすさ
スマホの小さな画面では、長いフォームはストレスになります。入力項目を絞ったり、電話番号欄にはテンキーが出るようにしたりと、細かい配慮が大切です。
スマホからの閲覧が8割以上のことも
実際のアクセス解析では、業種やターゲット層にもよりますが、スマホからのアクセスが全体の80%以上というサイトも少なくありません。
特に個人のお客様を相手にしたサービス業や飲食、美容、スクール系のサイトではその傾向が顕著です。
PCで見るとしっかりした印象でも、スマホで開くと使いづらくてすぐ閉じられている…そんなこともあるかもしれません。
あなたのWebサイトが「誰に、どんな場面で見られているか」を一度見直してみると、新たな改善点が見えてくるかもしれません。
自分で直せない場合は、相談や代行も視野に
「スマホ最適化が大切なのは分かるけど、自分ではどこを直したらいいかわからない」
「昔作ったサイトの構造が複雑で、触るのが怖い」
そんなお声をよくいただきます。
実際、テーマやツールによって対応できる範囲や方法は異なりますし、思わぬ表示崩れを招くこともあります。
もし迷われたときは、一度専門家に見てもらうのも一つの方法です。
当方でも、スマホ表示の改善・調整や簡単な導線整理など、必要に応じたご提案や対応を行っております。
「スマホでも快適に見えるサイトを整えておきたい」「見た目に自信がないけど何から直せばいいかわからない」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。